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   翻訳支援ソフトの種類について



このページでは、ルールベース機械翻訳(RBMT)方式の古い機械翻訳ソフトや翻訳メモリソフトなどを中心とした各種翻訳支援ソフトの特徴について、筆者(kawa)が知る知識の範囲内で書いています。2016年以降に使用されるようになったニューラルネットワーク機械翻訳(NMT)方式の新しい機械翻訳については、サイトのトップページやメールマガジンの中でその最新動向について書かせていただいています。


機械翻訳ソフト

機械翻訳ソフト(翻訳ソフトまたは自動翻訳ソフト)は、1 つの言語から別の言語に自力で翻訳できる機能を持たせたソフトウェアです。このサイト "AP Transways" では、その中の英日翻訳(英語から日本語への翻訳)の機能に特化した内容を扱っています。

多くの翻訳ソフトを使ってみた結果として、筆者が感じている翻訳ソフトの長所と短所を以下に箇条書きにしてみました。

  「機械翻訳ソフトの長所と短所」

<長所>
  • 自力で翻訳できるので必ず何らかの結果を出力してくれる。
  • 翻訳速度が人間よりもはるかに高速。
  • 一度覚えた用語は二度と忘れない。 → 訳語の統一に有益。
  • 訳文の入力作業の負担を軽減できる。
<短所>
  • 訳文品質が人間よりもはるかに劣る。意味不明な翻訳結果になることも多い。
  • 基本的に単語レベルでの直訳になる。
  • 意訳ができない。


長所に挙げた特徴は、人間から見ると夢のような能力ではありますが、逆に短所として挙げた特徴は、翻訳という観点では致命的とも言える大きな欠陥です。人間よりもはるかに優れた処理能力と、はるかに劣る言語精度が混在しているのが機械翻訳ソフトだと言えると思います。

そのため、翻訳作業の中で翻訳ソフトを有効に活用するには、それを使う人間(ユーザー)にも、翻訳ソフトに固有の利用技術が必要になってきます。つまり、翻訳ソフトの長所を最大限に利用すると同時に、短所を人間の能力でできるだけ短時間のうちに補正する作業が必要になります。

これらの、翻訳ソフトを利用する場合に固有の作業に、【1】ユーザー辞書の整備、【2】前編集(機械翻訳の前に原文に対して行う編集作業で、“プリエディット”とも言う)、【3】後編集(機械翻訳の後に訳文に対して行う編集作業で、“ポストエディット”とも言う)などがあります。

このサイトで公開している 訳出文リライトツール は、この中の後編集作業(ポストエディット作業)を支援するためのツールです。


 変数指定型例文登録機能

この機能は、定型表現など使用頻度の高い例文の構文パターンを登録しておいて、内容が変化する部分だけを翻訳エンジンに翻訳させた上でその例文パターン(人間による翻訳結果)と機械翻訳の翻訳結果(基本的に名詞または名詞句)を組み合わせて出力するというものです。

穴埋め式の定型文を用意しておいて、穴埋め部分だけを翻訳ソフトに翻訳させるような感じで、結果的には人間による翻訳と機械翻訳のそれぞれのいいところを取り出して自動的に合体させることになります。

うまく使えば、人間による翻訳結果とほとんど同程度の高品質な訳文を出力させることもできます。人間が翻訳した構文パターンを使用するので、それも当然といえば当然ですが…。

この機能は、翻訳ソフトの中でも上位製品や中位の製品に搭載されていることが多いようです。最近では、この機能を装備していてもその使い方がマニュアルに記載されていないこともあるようですが、その場合は「ヘルプ」を参照してみると詳しい使用方法が見つかると思います。

この機能の呼称もメーカーによってさまざまですが、「変数」、「パターン」、「文型」、「例文」などの単語をキーワードにして検索すれば使い方が見つかる可能性大です。

  「変数指定型例文登録機能の長所と短所」

<長所>
  • 機械翻訳とは思えないような高品質な訳文を出力させることが可能。
  • 登録時の例文次第で意訳も可能 (注:ユーザーの翻訳技能に依存)。
<短所>
  • 例文登録時の変数の指定作業がかなり面倒。
  • 指定できる変数が通常は名詞または名詞句に限定される (名詞句以外のフレーズを指定できる製品もあるようですが指定作業がかなり面倒)。


これらの特徴から、該当する定型表現の出現頻度が高いほどこの機能は大いに役に立ちますが、出現頻度が低い例文にこの機能を使っても意味がない(時間の無駄になる)と言えます。


 学習機能

翻訳ソフトにおける「学習機能」は、訳出された訳語があまり好ましくない場合に、より適切な訳語をユーザーがマウスで選択することで、それ以降は選択した訳語が優先的に使われるようになるという機能です。比較的楽な操作で翻訳品質を部分的にチューニングできるので、便利な機能ではあります。

多くの翻訳ソフトがこの学習機能を装備していますが、なかにはこの機能を搭載しない製品もあるようです。

一口に「学習機能」と言っても、その仕組みや働きは製品によってさまざまです。学習した訳語を記憶しておく場所を「学習辞書」と呼ぶことが多いようですが、その学習辞書がユーザー辞書とペアーになっているタイプ(ユーザー辞書と同じ数の学習辞書が自動生成され、ユーザー辞書を切り替えると学習効果もそれに応じて変化する)、ユーザー辞書の内部に学習辞書専用の領域が作られるタイプ、ユーザー辞書とは無関係に元から学習専用に学習辞書を 1 個だけ用意しているタイプ(手動で追加可能)などがあるようです。

また機能面でも、ユーザーが選択した(学習させた)訳語の優先度を最優先に上げるだけという単純なものから、選択した訳語の周囲にある別の訳語との組み合わせを学習する(たとえば動詞の訳語をその目的語の訳語とのセットで学習させる)という、多少高度な学習を試みる製品もあるようです。

このように学習機能にもさまざまなタイプがあり、その効果も製品ごとに異なると思われるので、筆者もこの機能については製品ごとに異なった使い方で、その便利さを感じられる範囲内で利用させてもらっているという状況です。

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翻訳メモリソフト

「翻訳メモリソフト」と書くと、翻訳ソフトと呼び名が似ているので混同する方もいらっしゃるかもしれませんが、翻訳メモリソフトは翻訳ソフトとは基本的に異質な翻訳支援ツールです。

その機能を説明すると、原文とその原文に対応する翻訳済みの訳文をペアーでデータベース化しておき、これから翻訳しようとする原文とデータベースに登録済みの原文を照合し、類似度の高い似通った原文が見つかった場合にはそれに対応する翻訳済みの訳文を呼び出して貼り付けることで、翻訳作業の作業負荷を軽減できると共に訳文品質を均質化できるというものです。
つまり、貼り付けられた訳文は適切な訳文と不適切な訳文が混ざった状態になっているので、不適切な箇所だけをリライトすれば翻訳が完了することになります(リライトが必要な箇所は、通常は色分け表示されるようになっています)。

簡単に言うと、過去に人間が翻訳した訳文データの中から、今翻訳しようとしている原文の翻訳に最も近くて使えそうな訳文を瞬時に見つけ出して、わかりやすく色分け表示したり貼り付けたりする機能を持った翻訳支援ツールが「翻訳メモリソフト」です。

前述の機械翻訳ソフトと比較するために、筆者が感じている翻訳メモリソフトの長所と短所を以下に箇条書きにしてみます。

  「翻訳メモリソフトの長所と短所」

<長所>
  • 原文の類似度(同じ表現の繰り返し)が高い状況で使用すると、翻訳作業をかなり効率化できる。
      (主に実務翻訳や技術翻訳などで効果が大きい)
  • 表示される訳文は基本的に過去に人間が翻訳した訳文に限られる。
<短所>
  • 自力で翻訳する機能はない。
  • 類似文が見つからなければ何も出力(表示)されない。
  • 原文の類似度(同じ表現の繰り返し)が低い状況で使用すると、ほとんど役に立たない。


これらの特徴から、翻訳原稿の原文の類似度が高くなる傾向にある実務翻訳の業界では、翻訳ソフトよりも翻訳メモリソフトの方がはるかに多用されています。プロの実務翻訳者で、翻訳ソフトを使う人はあまりいませんが(注:筆者のような例外がいるにはいますが少数派でしょう)、翻訳メモリソフトはもうなくてはならない必須の商売道具になっています。

翻訳メモリソフトというものを筆者がはじめて見たのは、1991 年か 1992 年頃のことでした。その製品は、東京都内の小さなベンチャー企業が開発した製品で、PC-98 の MS-DOS で動作するバージョンと DOS-V マシンの PC-DOS で動作するバージョンがありました。後に Windows 3.1 バージョンもリリースされたのですが、残念ながらその製品はあまり普及しませんでした。
今はその製品もそのメーカーも存在していません。筆者はその製品を何年か使い続けたのですが、今から考えても翻訳メモリソフトとしての基本機能はすべてそろっていて、よくできた製品だったと思います。

それとほぼ同じ時期に、IBM 社からも翻訳メモリソフトが販売されていました。こちらの方は当初いいペースで普及しているように見えたのですが、なぜか Windows 95 以降は Windows 対応バージョンがリリースされることはなく、いつの間にか見かけなくなってしまいました。

それと入れ替わるように、'90 年代の後半頃から急速に普及した製品が、"TRADOS" という翻訳メモリソフトです。ヨーロッパで開発されたこの製品は、短期間のうちに世界中の翻訳業界に普及し、あっという間に翻訳メモリソフトの世界的なデファクトスタンダードになってしまいました。
日本の翻訳業界でも、TRADOS は翻訳を必要とする企業や大小の翻訳会社から個人翻訳者に至るまで、幅広いユーザーに支持されています。

TRADOS の発売から 10 年以上が経過した現在では、TRADOS 以外の翻訳メモリソフトも多数販売されるようになり、なかには再び日本で開発された製品もあるようです。
翻訳メモリソフトは一般的に機械翻訳ソフトよりも高額ですが、最近ではダウンロードしてインストールするだけですぐに使用可能なフリーの翻訳メモリソフトも存在しています(OmegaT など)。筆者も時々利用させてもらっていますが、市販品よりも付加機能の面で劣るものの、必要最小限の機能は備えているので、仕事で大量の翻訳をする場合などでも十分役に立ちます。

翻訳メモリソフトについては、ネット検索すればいくらでも情報収集できるので、ここではこのぐらいにしたいと思いますが、以下の Wikipedia のページがよくまとまっていてわかりやすいかと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA
(または Wikipedia のサイトで「翻訳メモリ」を検索)

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機械翻訳ソフト + 翻訳メモリソフト

機械翻訳ソフトにも翻訳メモリソフトにも、それぞれに異なった長所と短所があるわけですが、ではこの 2 つを組み合わせてみればお互いの短所を補完できるのではないかという発想が生まれるのは当然の流れだろうと思います。

翻訳メモリソフトの中には、機械翻訳ソフトと連動させるためのオプション機能を用意している製品がありますし、機械翻訳ソフトの方でも、最近はほとんどのメーカーが翻訳メモリ機能を内蔵した製品を用意するようになりました。

この種の製品を使用すると、まず翻訳メモリに類似文があるかどうかを検索し、事前に設定した類似度を超える文が見つかればそれを貼り付け、類似文が見つからない場合は翻訳エンジンによる機械翻訳を実行してその翻訳結果を貼り付けるという処理フローになります。その処理を 1 文ずつ繰り返すわけですが、翻訳結果の出力元が翻訳メモリなのか翻訳エンジンなのかは色分け表示によってわかるようになっています。

現状では、やはりこの組み合わせが現在最強の翻訳支援ツールと言えるのかもしれません。
ただ、類似文が見つからない場合の機械翻訳結果には、機械翻訳ソフトの短所がそのまま現れますので、まだまだ夢の自動翻訳システムなどとはとても言えるようなレベルではありません。

やはり、翻訳ソフトのメーカーさんには今後もぜひ頑張っていただき、より自然な訳出文を生成できる製品を開発していただきたいという期待感が残ります。

※[2011年09月29日追記]
2009 年頃に発売された製品から、主に上位の製品で新しいタイプの翻訳メモリ・システムが使われ始めているので追記しておきます。

まだ一部の翻訳ソフト・メーカーの高額な上位製品に限られていますが、従来のような文単位の類似度だけで判定する翻訳メモリではなく、より細分化したフレーズの単位で類似度を調べて、翻訳メモリによる参照結果と翻訳エンジンによる機械翻訳結果のそれぞれのいいところ同士を自動的に結合させて訳出文を生成する機能が使われ始めています。

この方法がうまく機能すれば、翻訳メモリソフトのみを使った実務翻訳作業よりも翻訳の作業効率が向上する(その分翻訳の作業負荷が軽減する)と思われるので、将来、非常に有望な翻訳支援機能になるかもしれません。少なくとも筆者はこの種の機能に大きな期待を寄せています。

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マウス翻訳ツール

「マウス翻訳ツール」は、原文にマウスカーソルを重ねたりクリックするだけで、指定箇所の単語や複合語の訳語をポップアップ表示するタイプの翻訳支援ツールです。

複雑な操作をすることなく簡単に利用可能で、市販品、フリーソフト(オンラインソフト)、翻訳ソフトの付属機能など、さまざまな形態で入手できます。ちょっとした辞書引きをしたいときに便利ですが、設定を変更することで文単位の機械翻訳結果を表示する製品もあります。

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その他の翻訳支援ツール

市販されている翻訳支援ソフト以外にも、翻訳作業の効率化に役立つソフトウェアツールは多数存在していると思われます。

たとえば、翻訳会社が翻訳プロジェクト専用に自社開発した翻訳支援ツールも相当な数で存在すると思われます。ただ、その種のツールは公表されなかったり社外秘扱いになることが多いので、ネットで検索しても情報収集するのは困難と思われます。

代わりに、翻訳者または翻訳業界関係者が翻訳の作業負担を軽減して作業効率を上げるために自作したマクロやツールをネット上で公表しているケースがあります。筆者もあまり詳しくは知りませんが、ネット検索しただけでもそのような便利なツールが多数見つかるようです。

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追記 (訳出文リライトツールの開発経緯)

最後に、このサイトで公開している 「訳出文リライトツール」 の開発経緯について付け加えておきたいと思います。

このサイトに置いている各社製翻訳ソフト対応の訳出文リライトツールそのものは、2005 年の夏頃から作り始めましたが、もともとは 1992 年に筆者がはじめて自作したリライトツールをベースにしています。

その当時筆者は、当時の勤務先に導入されていた英日機械翻訳システムから出力された下訳結果をポストエディット(後編集)する作業をしていました。訳出文の品質は、その当時も今も基本的に大差ないような気がしますが、基本辞書の登録語数はこの十数年でずいぶん増えたように思います。言い換えると、メーカーによる辞書整備は順調に進んでいると思われますが、機械翻訳のアルゴリズムは十数年が経過した今もあまり変化(進歩)していないようにも見えます。

当時、ポストエディット作業をしながら、同じような修正を繰り返す場面が多いことに気づいていたので、そういった修正箇所を人間ではなくパソコンに自動的に修正させれば作業を効率化できるし、それが可能な要素がまだまだかなりありそうだと感じていました。

そこで、ポストエディット作業の一部を自動化あるいは半自動化する手段を探し始めたのですが、筆者はプログラマではなかったので、すぐにはわかりませんでした。それが、あるとき昼休みにパソコン雑誌を眺めていて、偶然でしたが、解決策になりそうなものを見つけてしまいました。

それは、最近ではあまり見かけなくなったあるスクリプト言語を解説した記事で、手元の MS-DOS パソコンですぐに試すことができたので、いろいろと実験してみたところ、自分のようなプログラミングの素人でも下訳文を自動リライトするぐらいのツールなら自作できることがわかりました。
それがわかれば、あとは何をどう書き直せば自然な日本語になるかというリライトルールの蓄積なので、ある意味、翻訳者の得意分野になると言えなくもないわけです。

そんな流れで、機械翻訳に対応した訳出文リライトツールを開発し始めたわけですが、'90 年代前半ならではの困難もいろいろありました。その当時、筆者はまだインターネットなど見たこともありませんでしたし、Windows 3.1 ですらまだ本物は見たことがなかったように思います。パソコンと言えば、PC-98 の MS-DOS が主流だった頃で、CPU のクロックスピードが 16MHz 〜 32MHz ぐらいだったと記憶しています(66MHz がもう出ていたかもしれませんが?)。

そんなオモチャのような(?)パソコンでリライトツールを実行していたのですが、語順を変更するようなちょっとだけ複雑なリライトルールを複数組み込んで、数ページ程度の下訳文をリライトさせると、リライト完了までに 10〜15 分ぐらい待たされるようになってしまいました。
パソコン用 CPU の処理能力が飛躍的に伸びた現在なら一瞬で終わってしまうのですが、その当時はリライト機能を増やすと数十秒単位で待ち時間が長くなるという状況でした。

翻訳エンジンによる下訳生成の所要時間よりも自動リライトの所要時間の方が長くなるという予想外の問題に直面したことと、それ以外にも当時の筆者が抱えていた諸事情により、そのリライトツールの開発は 1 年もしないうちに中断することになりました。

その後の 10 年ぐらいは、個人的には職場が変わったりフリーになったりなどの変化があり、実務翻訳業界での翻訳メモリソフトの急速な普及により筆者も仕事ではいつの間にか翻訳メモリソフトが必須の翻訳支援ツールになっていました。
機械翻訳ソフトの方はパソコン向けの製品が低価格で販売されるようになったので、筆者も 2〜3 種類の製品を一時的に実験してみることはありましたが、本格的に使うことはありませんでした。

そんな状況にあった 2002 年頃、ある特定プロジェクト限定で翻訳ソフトを利用することになり、筆者が英訳用のリライトツールを作成することになりました。そのツールはその英訳プロジェクト専用に作成したので、プロジェクト完了と共に役割を終えたわけですが、そのときの経験は、翻訳ソフトが抱える問題を自作のツールによって部分的に克服できることを再確認するきっかけになりました。

それからしばらくした 2004 年頃、仕事(翻訳)の考え事をしていたとき、1 つのアイデアが浮かびました。「アレをもう一度作り直して、インターネット上に公開してみたら面白いかも?」 “アレ”というのはもちろん、十数年前に開発を中断した和訳用のリライトツールです。
具体的な準備作業を始めたのは、それからさらに 1 年後の 2005 年夏頃でした。その 1 年間は、色々な構想を巡らせていたのですが、考えているだけでは何も始まらないので、サイト作りを始めてから後で再調整することにしました。そして、2005 年の年末にこのサイトをオープンしたという経緯になります。

このサイトのリライトツールはまだまだ試作段階にあるにもかかわらず、サイトオープンからこのサイトへのアクセス量はお陰様で順調に伸びています。今後も、少しでも役に立つ場面を増やすために、リライトルールを追加し続けたいと思います。
将来、機械翻訳ソフトの業界に飛躍的な技術革新が起きて、このサイトの存在意味がなくなるようなことがあるかもしれませんが、それまで、翻訳ソフトのユーザーにできるだけ役に立つサイトを目指して頑張りたいと思います。

今後の構想としては、以下のようなことを考えています。

  • このサイトのリライトツールは汎用性を考慮しながら開発を継続
  • 特定分野または特定プロジェクトに特化したリライトツールの開発
      (汎用性よりもリライト効率を重視)
  • ファイル単位で一括してリライトする Windows 用リライトツールの開発
      (基本動作のみ確認済み)

訳出文リライトツールに関するご質問は、メール送信フォーム または 掲示板 からお問い合わせください。2〜3 日以内に対応させていただきます。

 

[最終更新:2023年07月27日]
[一部追記:2011年09月29日]
[一部追記:2009年02月25日]
[初版作成:2008年06月17日]










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